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side.you
どれだけ時間が経ったかもわからないまま
ようやく落ち着いた震えに
少し安心していると
『おい』
『!!!!!』
広斗『ここにいたのかよ』
振り返ると、顔に傷を負った広斗がいた
私が勝手な行動をしたから
私が大きな声を出したから
彼に傷を負わせてしまった
気づけば涙が頬を伝っていた
広斗『なに泣いてんの?』
そう言って私の隣に座る広斗
『…っ…ごめんなさいっ…はぁ…ごめんなさい』
広斗『別に』
『…傷…っ…ごめんなさいっ…はぁ…』
広斗『こんなのいつものことだ』
『…はぁっ…でも…っ』
広斗『…ごちゃごちゃうるせぇよ』
『!!!!!!』
言葉とは裏腹に
いつの間にか
私は広斗の胸に
暖かく、優しい香りに包まれて
抱きしめられた
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作者名:M | 作成日時:2018年11月4日 23時