無一郎としのぶを味方につけたら勝ち ページ22
蝶屋敷から一度自分の屋敷へ戻ったAは、隊服に着替え任務へと取り掛かった
Aの隊服は袖無しの上着にミニスカァトである
なにが言いたいかというと、露出が多い。担当の縫製係が例のゲスメガネになってしまったのが運の尽きか
これでは流石に恥ずかしい。そこでAは下にレギンスとアンダーシャツを着ることにしたのだ
ゲスメガネは地面を叩いて悔しがっていたが、無一郎としのぶを味方につけたAの勝ちである
「雪花、今日の任務は?」
「今日ハ二ツヨ! マズハ北北東! 北北東!」
「りょーかい。さっさと終わらせて早く寝たい!」
トッ
軽く跳んで屋根の上へ移動する
急ぐときはこっちのほうが人に見られにくいから便利なのだ
「A、仮面!」
「あ。危ない、忘れてた」
雪花に指摘され、仮面をつける
デザインは紅い蝶で、顔の上半分だけを隠すものだ
今回の任務は潜入任務のため、うっかり護衛対象や学校の知り合いと会っても大丈夫なようにしのぶが用意した
A的には紅い蝶は少々恥ずかしいのだが、満面の笑みを浮かべたしのぶに「似合いますからその仮面をつけてくださいね?」と言われたらAに逆らうすべはない
結局押し切られ、この仮面をつけることになったのだった
ちなみにしのぶは同じデザインで紫紺の蝶
善逸はおかめの仮面である
もう一度言う。善逸はおかめの仮面である
……何故おかめなのか。しのぶのセンスは矢張りどこかずれている(決して本人に言うことはできないが)
「ソコノ角ヲ左ニ曲ガッタラスグヨ!」
「あいよっ」
大きく跳躍して鬼の目の前まで一気に移動する
見た感じ大したことのない雑魚鬼である
一度息を吐き出して刀を構え、そのまま振り抜いた
思ったとおりの軽い感触で鬼の頸が切れる
勢いで跳ね上がった頸とくずおれた胴体はすぐに灰になりさらさらと消えていった
刀についた血を払い、鞘に収める
「ふぅ。余裕ね」
そう言ってドヤ顔を向けるが、雪花は容赦ない
「次ノ場所ハ南東ヨ! ハヤクシナサイ!」
「もう! ちょっとくらい褒めてくれたっていいのに!」
「ウルサイワヨ! ハヤク! ハヤク!」
そうしていつもの夜が過ぎていったのだった。
終わり
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碧月(プロフ) - ものすごく、ですと……!?ありがとうございます!!頑張って更新していきますのでよろしくお願いします!! (2022年10月17日 1時) (
レス) id: 68ee274034 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 - 碧月さん» ものすごく面白かったです。更新するのを待っています! (2022年10月15日 20時) (レス) @page21 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - 椿さん» 返信遅くなってすみません!! 面白いと言ってもらえるととても嬉しいです!! 更新遅くて申し訳ないです……できる限り早く更新していきたいと思っています。気長に待っていただけたらありがたいです。 (2022年10月14日 0時) (レス) id: 68ee274034 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - 和南さん» 返信遅くなってすみません!! ご指摘ありがとうございます。よりにもよってキャラの名前を間違えてしまうとは……申し訳ないです。誤字脱字が無いよう頑張っていきますが、もし見つけたら報告してくださると嬉しいです! (2022年10月14日 0時) (レス) id: 68ee274034 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - とても面白いです！更新頑張ってください！応援します！ (2022年7月28日 10時) (レス) @page19 id: 3764804c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月 x他1人 | 作成日時：2021年9月9日 15時
