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_hokuto
トーク画面を開いて文字を打っては消してをさっきからずっと繰り返してる
「見にきてよ」
たった5文字なのにそれを送ることが出来ない
忙しいのは分かってるし無理してほしくないから
デビュー発表をする
他のJr.もいる中でと思う所があるけれどやっと順番がきた
そのデビューを伝えたい人がいる
事務所に入り頑張る俺を応援してくれている家族は勿論だけどそれと同じくらいずっと俺を信じて応援し続けてくれたAちゃんに伝えたい
Aちゃんは俺がまだ静岡にいた時近所に住んでいた
4つ上だったけれど近所に住んでいた事もあり小学生の頃は下校班が一緒でずっと仲良くしてくれていたお姉ちゃん
俺がTVで見た山下くんに憧れ同じ事務所に入りたいと思った時母親よりも先に話したのがAちゃんだった
Aちゃんは俺の気持ちを笑う事もなく応援してくれたし「絶対素敵なアイドルになれるよ」と背中を押してくれた
だから事務所に入った時は自分のことの様に喜んでくれた
それからずっとずっと応援し続けてくれている
B.I.Shadowを組んだ時も誰よりも喜んでくれたし誰よりも応援してくれた
グループで一緒になった�眞�
何故か分からないけどAちゃんに紹介しないといけない気がして事務所の人をはじめてAちゃんに紹介した
それからAちゃんは俺と�眞呂魃�援してくれているし俺と�眞呂亡鼎�
俺や�眞呂�いる現場には必ずケータリングや差し入れをくれた
差出人は書いてなかったけれど俺たちが食べたいね。おいしいね。と話したものばかりだったからすぐにわかった
何で俺たちの現場を把握してるのか分からないけどAちゃんは自分で会社もやってるからその伝手かなと思う事にした
CDもたくさん買ってくれたし、会社の人にも勧め回ってるって聞いた時はちょっと恥ずかしくなったのはここだけの話
だからグループが消滅した時は本当にしんどかった
一緒にやってきた�眞呂任垢蕕靴鵑匹�なってしまって荒れた
そんな時にそばで寄り添ってくれたのも名前ちゃんだった
それからバカレアの撮影、解体、SixTONESの結成…色々あった
事務所に入って10年、もう20代半ばのいい大人
デビュー組とは違う圧倒的な格差
夢だけ見ていられる年齢ではないけれど、それでもどこかこのメンバーで、と夢を見たくて頑張ってきた
だからやっとやっと俺たちの番がきた
Aちゃん、俺デビュー決まったよ
デビューするよ
だけどやっぱり俺は連絡できなかった
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作成日時：2023年9月4日 23時
