ウチの最年長の秘密② (ページ26)

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髙地side

今日最後の仕事を終え、マネージャーさんに送ってもらったとき少し酔ってしまった。

いつもならいい匂いと感じるのに今日はその匂いで気持ち悪くなった。

悟られないように、いつも通りに接して、ご飯もダイエット中だからと少なめにしてもらった。

夕飯のあとはだいたいみんなでテレビを見るんだけど、無理してご飯を食べたせいで気持ち悪くて起きているのかも苦痛だった。

北「髙地、具合悪い?顔色悪いぞ。」

なんなのもう〜。なんでって聞いたらきっと髙地が俺に隠し事なんて出来るわけないでしょ、すぐ気づくよって言われた。ただみんなには聞こえないように小さめに言ってくれて、長年一緒なだけあるわって感動しちゃった

髙「ごめん、ちょっと気持ち悪い。」

北「部屋戻る？」

髙「でも……」

北「抜けずらいよね笑」

コクンッと静かに頷く。いくらおじいちゃんと呼ばれてる俺でもさすがに夜８時に寝ることは無いからね。

しかもほかの4人が楽しそうにしてるし。

9時まで頑張って北斗と一緒に部屋に戻った。

ほかの4人は『シルバー会だからね』って。

あまり言われなかった。

起き上がっててもグラグラしてたのに目を瞑ってもグラグラしてる感じがして気持ち悪かった。

耐えるようにしてたら、いつの間にか寝ていた。

ぐっすり寝ていたはずなのに、お腹の痛みと気持ち悪さで目が覚めて……無理して食べた夕飯が戻ってきそうになった。

急いでトイレに行くと、我慢していたものが出てきた。

髙「……ｹﾞﾎｯｵｴｯ…………ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｵｴｯｹﾞﾎｯｵｴｯ」

どれくらい履いていたかはわかんないけど、背中に温もりを感じて優しく声をかけてくれてジェスの声だとわかった。

ジェスが背中を摩ってくれる安心感があったんだけど、ジェシーがこんなに夜中に起きてることなんてあんまりないから起こしてしまったのかと思った

北「今何時だと思って…………ジェス？髙地？」

北斗のことも起こしちゃったらしくて……ほんとにごめん

ジェ「髙地、大丈夫だよ。すっきりしようね。」

髙「…………ｹﾞﾎｯｵｴｯ……ｹﾞﾎｯ…………ｵｴｯ……ｹﾞﾎｯｵｴｯ」

ジェシーが優しく声をかけてくれるからそれだけで救われた気がした。

北斗が色々持ってきてくれてホットココアを手渡してくれた。

そしてどうしてこうなっているのか聞かれた。

2人というかジェシーに全部話した。

気づかなくてごめん。だって、優しい人だよねジェスは