ウチの最年長の秘密② (ページ15)

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じゅうはちページ15

北斗side

髙地が風邪を引いた。まぁ元々季節の変わり目で体調崩しやすくて熱を出すことが多かった。

2日前に仕事であった時は何ともなさそうだったんだけど会わなかった2日で風邪をひいたらしい。
今日はYouTubeの撮影、しかも4本撮りだと聞いた。
集合した時からラジオブースの机に突っ伏して肩で呼吸している。熱があるのかもしれない。

北「髙地、熱あるの？」

髙「はぁはぁ、、、ない」

絶対あるでしょ。頬がほんのり赤くて目がとろんとしてて、いかにもって感じ。

ジェ「髙地、ほんとにできるの？」

髙「できるもん、、、」

京「見えない位置にいれば大丈夫でしょ。」

京本がそんなこと言うから、みんなびっくりちゃって。

樹「きょも、でも、、、」

延期して髙地が元気な時にしたいのはみんな同じだと思う。でもスケジュールの関係で今日撮るしかない。だから髙地には頑張ってもらわなければならない。

慎「本人やるって言ってるし、みんなでサポートすればいいんじゃない？」

樹「そうだよね、、、」

髙「…迷惑かけて、、ごめん」

いつもそうだよね。髙地は体調を崩すと必ず謝る。
最年長だからって我慢してしまう、、大切なメンバーなのに、、、

髙「よし、ごめんね。やろ？」

さっきまで具合悪そうで突っ伏してたのに、スイッチが切り替わったのかプロの顔になっていていつもの髙地になった。

スタッフ「それではいきまーす。3.2.1」

樹「どうも〜SixTONESで〜す！」

いつも通り騒がしいオープニング笑
髙地が体調崩してるから余計にいつも通りにしようとしてうるさい笑

1本目、2本目は会話にも混ざってたし、発言だってしてたのに、、、3本目の後半くらいから髙地の様子が変わった。

京本に隠れて目を瞑ったり、胸を摩ってたりする仕草が増えた。

カメラからはギリギリ見えない角度だし、息だって荒くなってきてるけど頑張ってマイクに入らないようにして深呼吸を繰り返している。

隣にいる樹と目配せしていつもなら永遠に続いてカットされてしまうエンディングも急いで締めて終わった。

京「髙地、聞こえる？」

髙「はぁはぁ、、、、」

京「熱やばいよ！」

樹「髙地、、、、」

北「あと1本どうする？」

ジェ「髙地無理そうだよね。」

髙「はぁはぁ、、やる、、、はぁはぁ」

慎「でも、、、」

今にも泣きそうに慎太郎。最年少が1番心配してるぞ笑

髙地がやる時ってきかないから無理はしないって条件でやる事にした。