ウチの最年長の秘密② (ページ1)

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じゅうしページ1

京本side

ライブの全国ツアーで宮城に来ている。１日目の公演が終わりホテルにいる。部屋割りはだいたい決まってて
俺と髙地、北斗と樹、ジェシーと慎太郎で、今回もおなじペア。

同室の髙地はホテルに帰ってくるなり、ベッドに横になり寝てしまった。1日2公演やるし疲れるけどいつもはすぐベッドに横になることなんてないから……心配になった

寝てしまった髙地の顔は青白くて、頬はほんのり赤かった。部屋はそんなに暑くないのにあせをかいていた。

京「髙地？」

寝起きのいい髙地は体を揺らすとすぐ目を覚ました。

髙「……たいが？」

髙地の目は潤んでて、、熱がありますって感じだった。

京「髙地、体しんどくない？」

髙「……しんどい、、、たい、、あたまいたい、、」

京「風邪かな、、急にしんどくなったの？」

こんなに急に熱が出るわけないと思って聞いてみた。

髙「…………。」

髙地は目を逸らして涙目になった。

京「泣かないで、、怒らないから正直に言って？

髙地、いつからしんどかったの？」

髙「……ライブのMC。」

京「結構最初の方じゃん、、」

話を聞くと、1週間くらい微熱が続いてて、ライブ中に上がってしまったらしい。
とりあえず熱測らなきゃ。

フロントに必要なものを狩りに行こうとベッドを離れると

髙「たい、、いかないでｸﾞｽｯ……」

泣き顔で上目遣いで言ってくるから、行くわけにいかなくて、樹に連絡した。

京「あっ、樹？フロントにいって体温計とか借りてきてくれない？あと冷えピタと飲み物買ってきてくれると助かるかも。」

樹「きょも、具合悪いの？」

京「ううん、髙地が熱出してここにいてって言われたから動けないんだよね」

樹「まじ？わかった。すぐ行くわ。」

京「頭痛い以外にしんどいとこある？」

髙「……気持ち悪いｸﾞｽｯ」

スタッフさんとの食事会みたいなのがあったんだけど、髙地は普通に振舞ってたから相当無理してたのかも

コンッコンッ

樹「きょも〜借りてきたよ。髙地どんな感じ？」

京「ありがとう。えっとね、頭痛くて気持ち悪いって」

樹「マジで？食事会の時普通だったよね？」

京「ん〜だから無理してたんだと思うよ。」

北「樹〜買ってきたよ。」

樹「サンキュー」

髙地の脇に体温計を挟んで熱を測ってる時部屋に北斗が入ってきた。どうやら、樹に頼まれてコンビニに行ってきたらしい