人食い妖怪のトリップ物語 (ページ5)

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第３話ページ5

あれから１週間経った
親父からは色々教えてもらった
皆とも打ち解け、私も一応戦闘員となった

戦ってみて思ったんだが、やっぱここの世界の人間も弱い奴ばっかだ
能力を使えば相手はすぐにやられてしまう
だから普段は体術、もしくは闇で作った武器で戦うことにしている

そして今日、私はある決断をしようと思う

貴「親父、私は旅に出ようと思う」

「「「ええーーっ！！」」」

白「ほう、随分急だな」

マ「そうだよい、何でまた急に」

サ「このまま船にいたっていいじゃねぇか」

イ「そうだぞお嬢」

貴「そうかもしれない、でも私はこの世界をも
っと知りたいんだ」

私はこの世界をしらない、何が正しくて何が悪いのかも
片方だけに片寄ってしまっては見えないものが多すぎる

白「・・・分かった、行ってこい」

貴「いいのか？」

白「お前の言いたいことは分かった、好きなだ
け世界を観てくればいい」

貴「ありがとう、親父」

＊

貴「それじゃあ行ってくるよ」

マ「待つよい、これを持っていきな」

渡されたのは小さなカタツムリ、何だこれ可愛いな

マ「此はでんでん虫って言って、此で連絡を取
るんだよい」

こんなので連絡が取れるのか、信じられない

貴「あ、ありがとう、マルコ」

＊

貴「じゃあ、いってきます」