社 長 秘 書 ( 黄 ) ２０

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背を向けた瞬間、右腕を掴まれて

そのままぐるっと淳太の方に引き寄せられた。



両肩に淳太の手が置かれて

ガッツリ顔見られてんだけどやめてよ、まぁじで恥ずかしい。

なんならいま顔ぜっっったい赤いから。





淳「 なぁ、Aどうしたん？ 」



♡「 は！な、なにが？？？ 」



淳「 正直に言うてみ、」




したいんやろ。って淳太ったら

ドストレートに聞くもんだから思わず吹き出してしまった。



♡「 へ！？なっ、……… なっ、( 言葉にならない ) 」



淳「 俺としたいん？ 」




ひぃいいいい。で、でたーーーーー。

ひっさしぶりの俺様淳太。

ちょっと口角上がってるんですけど。




淳「 なに？俺に襲って欲しかったん？ 」


そんな格好して、ってペロンって

キャミソールを捲って鼻で笑う。



色々とお見通しすぎて、顔が熱い。

恥ずかしすぎて顔真っ赤なんだろうねわたし。




淳「 ほら、言うてみ？ 」



したかったんやろ？ってわざと耳元で言うから

くすぐったくて反応してしまう。




淳「 正直に言わな、してあげへんよ。」



優しく、いや … やらしく？

淳太は私の髪を撫でてくるくると指で髪を絡めながら

美容院行ったからサラサラなったなーって笑いながら言った。




淳「 で？どうしたいん？ 」


♡「 ………… 、わ、かってるくせに // 」


淳「 わからへん。」



ほら、はよ言わな。って淳太はニヤニヤしながら私の顔をみる。

この人、絶対。私から言わせたいんだろうな。むかつく。



悔しいけど、いつも淳太には

こういう時だけは敵わない。むかつく。

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