社 長 秘 書 ( 黄 ) ２０

# ９７４ ページ24

♡「 あれ、濱ちゃん！浮かれてるね！ 」



濱「 え？そんなことないわよ(笑) 」



♡「 ほんとー？ 」



だっていつもより、髪の毛キレイにセットされて

ムラサキのリボンが着いてる時は

濱ちゃん勝負の日だもん。


ってAちゃんが笑った。


すごいね、もうそんな所まで気づけるほど

私たちは深い仲になっていったんだね。




そう、今日は私にとって、大切な日。




濱「 おつかれさまでぇええええ！！！ 」



「 …… 定時になった瞬間帰りやがった、」


「 部長、濱田さんキチンと仕事は終わらせてますから … 」


「 ……… まぁ、日頃頑張ってるし … 」




遅刻なんて許されない。


１０分前行動。お化粧直しも忘れずに、

走って汗だくな所じゃなくて、

キチンとした状態で貴方を迎えたい。




濱「 化粧直しと口臭チェック含む１５分前到着完了！！！！ 」



あとはトイレで化粧直しと

走ってきたから汗拭いて ………


なんてトイレ探しながら

キョロキョロしていたら、


私の視力はマサイ族みたいに

貴方を一瞬で見つけてしまった。




流「 あ、濱田さん。」



お疲れ様です。って眩しい笑顔で笑って

ゆっくりと、まっすぐ私の元に歩いてくる

大好きな、私の大好きな藤井さん。



ま、まっ、…………



まってぇええええええ！！！！！



お化粧直しが！！口臭チェックが！！！

とりあえず汗よ、治まってぇええええええ！

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