社 長 秘 書 ( 黄 ) ２０

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重「 でも、やっぱ綺麗やったな。」



♡「 え？なにが？ 」


重「 綺麗やった。って印象のが強いねんな〜 」



♡「 …… っ、」



それは、ドレスが？ってことでしょって

笑い飛ばしたかったけど

大毅は優しい目で懐かしそうに話した。



重「 俺たち、まだ子供やったから結婚なんて考えてなかったけど、」



俺がしてあげられへんかったことを

旦那がしてくれてるやん？

ちゃんと幸せになってくれてよかったって

一応思ってんねんぞ？？



重「 Aは俺が好きになった人やから、これでも(笑) 」



せやから、幸せになってほしいやん。って

最後はおどけながら笑って

結婚おめでとうな、って

スポーツ飲料水のペットボトルをコツンっと

私が飲んでるキャラメルフラペチーノに当てて

「 不倫と勘違いされちゃ困るから行くな 」って言って

ヒラヒラ〜と手を振って店を出ていった。



伝票を置いて。




店員「 ４５０円でございます！ 」



♡「 ( ４５０円くらい奢ってくれよ … ) 」

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