社 長 秘 書 ( 黄 ) ２０

☆９５２ ページ2

「 俺はサッカーが好きだから、サッカーの強い高校へ行くんだ。」


淳「 へー ( どうでもいい ) 」


「 中間は？お前はどうすんの？ 」


淳「 父親が水平リー兵僕の船高校やったからそこに行く、」


「 へー、お前はそこに行きたいんだな。」


淳「 別に行きたい訳ちゃうけど、」


「 …… じゃあなんで行くの？ 」


淳「 は？ 」


「 お前は行きたい学校とか将来したい事ってないの？ 」



初めて他人に指摘をされた。

昔から俺は父親の会社を引き継ぐものだと言い聞かされ

俺は将来が決まっているもんだと思っていた。



「 淳太、親が決めることじゃなくて自分が決めることだぜ。進路ってのは！ 」



淳「 ……… 、お前にはわからんやろな。」


「 わかる。ただ、淳太が親の敷かれたレールを言われたとおり走っているのはわからんなぁ。」


淳「 お前とは背負ってるもんが違うんや。」



少し感情的になってしまったが、図星だった。

確かに俺は親の言われた通り、その道を進んできた。

自分の意思で何かをすることはなかった。



「 淳太、お前は一生親と共に生きていくんなら話は別。」


そいつの言葉が苛立ったのは自分が１番わかっていた。

心のどこかでずっと考えていたことだったから。


「 自分の人生、家族だろうと他人。自分で決めた未来の方が楽しいぜ。」



俺は将来、サッカーを子供に教える仕事をしたい！

そして海外の貧民な子供たちに勉強とサッカーを教えてやりたいな。

そして見た目はギャルだけど中身は真面目な女と結婚する！と

同級生の北山という男は俺に将来の夢を語った。

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