社 長 秘 書 ( 黄 ) １８

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淳太にときめいてる場合じゃないんだよ。←


こちとらあと１時間以内に身支度済ませて

１１時には難波で待ち合わせ♡っていう

スケジュールがあるんだよ( 必死 )



食器の片付け ………… 、

仕方ない、帰ってしよう。( やけくそ )



過去一、スピーディーに化粧した気がする。

手元が震えてアイライン引きすぎた。

綿棒がなかなか上手く取れなくて床にぶちまけた。

ビューラー使ったらまぶた挟んだ。

マスカラが暴れまくった。




こんな散々なことある？？？？←



おまけに、髪の毛巻き巻きしすぎて

どこぞのギャルかよってくらいになった。

ポニーテールで誤魔化そう。




♡「 淳太！そいじゃ！また！１１時に！ね！ 」


全く、なんでこんなプランにしたんだか。( 今更 )

なぁあんで、いちいち待ち合わせしたんだろ。

もうさ、一緒に家出ればええじゃないか。←




なんて、やけくそになったけど

待ち合わせして、まだかなって

ソワソワしながら淳太を待つのも悪くない。




♡「 うふふ、今来たとこ！待ってないよ！って言ってみたかった。」


１人ニヤケながらの道中は

きっとただの浮かれた大人だろうな。



ヘラヘラしながら歩いていたら、

１台のタクシーが通り過ぎて行った。



♡「 ………… は、」


後部座席に座っていたのが

いつも通りオシャレでカッコイイ淳太が

携帯画面見つめていた。



♡「 ……… げ！もう１１時になる！！、」


浮かれすぎて時間の経過を忘れていた。

呑気にしている場合じゃない。



必死に走って、電車に飛び乗って

１１時を１０分程過ぎた時間に待ち合わせ場所に着いた。


淳「 …… 、なんかもみくちゃなってんな。」


♡「 は、はは … 、い、今来たとこ、」


そりゃそうだ。←

だって遅刻して淳太待たせてんだもん。

そりゃ今来て待たせてねぇわ。←

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