社 長 秘 書 ( 黄 ) １８

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とりあえずこのプールをぐるっと１周してみた。

でも見つからない、…… ショックすぎる。


潜ってみようかな、



♡「 ねぇ、僕。そのゴーグル貸して。」


淳「 あほか、やめとけ。」


小学生にゴーグル貸してって頼んでみたけど

断られてしまった。あーあ、



♡「 どこいったんやろ、…… ( 涙 ) 」


淳「 A、見つからんかったら諦めや。」


♡「 いぃやだぁあ、絶対やだ、」


淳太がくれた指輪、絶対見つけるもん、って

意地になって探し歩いたけど

どーーーこにも見当たらんない。



淳「 A、もう閉園なるで、」


♡「 ……………………… 」


声を出さず、悔し泣きした。


辛すぎる。…… 指輪なくすとかありえへん。



淳「 その気持ちが俺は嬉しいから。」

だから泣くなや、って抱き寄せられた時

淳太がバッと私の肩を掴んで凝視した。



サングラスしてるからどこ見てんのかわかんないけど

胸のうっすら、ちょーーーっとだけある

私の谷間付近に手を伸ばした。




じゅ、淳太さん！？どうしたの、ねぇ！？


あまりにも突然すぎて言葉を失った。



淳「 … っ、あった。」


♡「 へ、」


淳「 水着に引っかかってたで？ほら、」



そう言って、指輪を見せてくれた

私の左薬指にしっかりはめてくれた。



どうやら、水かけあってた時に

外れたけど水着の胸元に運良く落ちてくれたのか。

それでずっと指輪は胸元にあった、… みたい。


淳「 もう、無くしたらあかんで。」


♡「 ……… 、よかったぁあ、(´；ω；｀) 」


安心して、心からプールを楽しめるよって時に

閉店の音楽が鳴り始めたので

後半は指輪に気を取られて楽しめなかった。

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