社 長 秘 書 ( 黄 ) １８

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♡「 あーーー、水冷たいっつ！！ 」


１０分待ったプールは、

思ったより冷たくて入った瞬間叫んでしまった。


淳太な慎重派だから、

ちゃんと足からゆっくり入ってるよ。


２人で１つの浮き輪で流れながら

バーベキューちゃんとできるか話し合ったり

濱ちゃん、水着見つかったかなと

他愛ない話をしながらグルグルと何周かしたところ。




♡「 ねー、引っ張ってよ。」


あるカップルが、彼女の浮き輪をひっぱって

「 わー！はやーいすごーい♡ 」って

はしゃいでるのを見かけてやりたくなった。←



淳「 引っ張るん？俺が？ 」


♡「 あとで交代して引っ張ってあげるから！」


お願い！って頼んで嫌々、淳太に浮き輪を引いてもらった。



♡「 お！すごい！めっちゃ楽ちん！ 」


スイスイ人をかき分けて

流されて行く。あー！楽し！！！！


なんてお気楽気分はすぐ終わったよね、



バッシャーーーーン！って音して

音の方を見ると淳太が足滑らせて転んでた。



あ、……… プールの底ってなんか、滑りやすいよね、←


高級サングラスだけぷかぷか浮いてて

セットした髪もびっしょり濡れた淳太が

水面からでてきた。← カッパか



♡「 ……………………… 」


あまりにも悲惨すぎて、

かける言葉を失ってる時に笑い声が聞こえた。


しかもちょっと聞き覚えのある。



濱「 あーっはっはっはっは！どんくさーーーー！ 」


お腹抱えてヒーヒー笑いながら

プールサイドで騒いでる濱ちゃん。

やめて、動きがチンパンジーに見えるから。



こうやって淳太を煽ってしまったもんだから

淳太がプールから出て無言で

濱ちゃんを追っかけて頭思いっきりしばくなんて

予想通りだし、むしろご機嫌損ねてふて寝したよね。

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