社 長 秘 書 ( 黄 ) １７

☆８０９ ページ9

卵焼きも、上手く形にならなかったから

スクランブルエッグってことで。←


なんて、格闘してたらもう７時半過ぎてる！

A起こそ！遅刻や！



淳「 A、起きい！７時半過ぎたで。」


♡「 …… んー、んん 、もうちょっと寝たい。」


おはよう、言いながら寝ぼけてるんかな

もたれかかってきてぎゅっと抱きついてきた。

………… あら、かわいい( ˙-˙ ) ぽっ




淳「 米炊いてるで。たべる？ 」


♡「 ほんまに淳太が作ってくれたの！？ 」


淳「 簡単なものしか、… できてへんよ、 」


♡「 嬉しい！朝ごはん、食べよ！ 」



…… 卵焼きとごはん、… あ、漬物あるやん。

きゅうりの浅漬け。これでええよ！← 投げやり


炊飯器ポチっと開けると絶句した。

え？なんかお粥になってない？？？



………… あ！水の量！お粥のところにしたんや！



♡「 おかゆ！？すごい！ 」


淳「 は、… は？？？ 」


♡「 韓国の朝ごはんってお粥なんだよ！ 」


お粥の朝ごはん憧れてたの！やった！って

Aだけはしゃいじゃってる。


白米の予定だったお粥と、

失敗した卵焼きとAが作った漬物で

今日は朝ごはんをたべた。



卵、絶対しょっぱいはずなのに

Aは美味しいって言いながら

全部１人で食べきった。


無理させたんか？って思ったけど、

素直で正直なAは嘘がつけないから。

終始ニコニコしながら食べてくれたから

………… 安心した。作りがいがある。




♡「 淳太、朝からありがとう。」


淳「 … こっちこそ、いつもありがとうな、」


♡「 え！… へへ、珍しい、淳太がそんなこと言うなんて！ 」



結婚相手、いや結婚になに求めるかって

家事とか収入だけじゃあかん。

思いやりが絶対、必要やなって

３０歳のオッサンは今日感じましたよ。

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