社 長 秘 書 ( 黄 ) １７

☆８０６ ページ6

重「 あれから久々に、病院でたまたま出会ったり今日会った時。
幸せそうやったから益々、俺ってダメだったんだなって感じたんすわ。」


最後、やけくそになりながら

笑いながらポッケに手を突っ込んで立ち上がった。



重「 俺が言うのもへんやけど、Aのこと幸せにしてやってください。」



俺は幸せにできひんかったから、って

笑顔でこいつは頭を下げた。



こんな、大人な対応をしているコイツに対して

心の狭い俺は、大人気ない対応して

今じゃ返す言葉が出てこなく黙ったままだった。




♡「 みてー！たまごのせてもらった！ 」


重「 お、おおきに。１本だけ貰う。」


♡「 ん？もう行くの？ 」


重「 当直やねん、じゃあな！結婚する時は連絡しろよ。」



そう言ってハシマキを食べながら

笑顔で手を振って去っていった。



♡「 連絡しろよ、って … 連絡先知らない。」


淳「 …… 、Aは愛されてるんやね。」


♡「 …… ん？なんで？」


淳「 … なんもない、ほら。ぬいぐるみ取ったで。」



Aがこうやって、みんなから愛されるのは

Aの人柄なんやろね。


自然とみんなから愛されるってすごいことやで。



♡「 あ、たまご！半熟のやつ美味しいよ 」


淳「 A食べてええよ、」


♡「 淳太も食べよ、半分こ。」



色んな人から、想われてるAを改めて知ると、

大事にせなあかん、って再確認した。

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