社 長 秘 書 ( 黄 ) １７

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流星は少し、あーーって笑いながら

少し目を泳がせて ヘラヘラ笑いだした。



流「 こういう時だけ、鋭いんやから。」



そう言ってカバンの中をゴソゴソ漁りだした。

目ぇ閉じてや って言われたから

言われた通り目を閉じて、

流星がいいよって言うまで待った。




♡「 ………… まだ？ 」


流「 まだ、あとちょっと。」


何かしてるんだろうなって思ったけど

とりあえず知らないふりして目の周りを手で抑えて待った。



流「 ほい、ええよ。」



♡「 ……… ん？流星？あれ？ 」



目を開けたらさっきまでいた流星がいなくて

振り返ってみたら流星が私のすぐ後ろにいて

ちょっと照れくさそうに花束と小さな紙袋を持って

「 結婚おめでとう 」って呟いた。



♡「 ……. 、は、なんで …… 」


流「 社長から聞いた。嫌でも情報入るんやで。」



そう言って、ほらって花束を押し付けて

あーーーー、はっず！！って顔真っ赤にして

私から目を逸らした。



♡「 …… サプライズすぎる、…… 」


流「 たまには、ええやん。」



友達の結婚ほど、嬉しいことないやろ。って

流星は笑いながら私の頭をポンと撫でた。



流「 淳太さんになら、俺は文句なしでAのこと預けられるし。」


♡「 犬みたいに言わないでよ、」


流「 んはははっ … 、幸せになって。」


♡「 … 、ありがと、」



流星から 結婚おめでとう って

聞けるなんて思ってなかったから

びっくりしたのと嬉しくて泣いてしまった。



♡「 … 、もう、私の計画狂った。」


流星の肩を軽く殴って、

「 誕生日おめでとう 」って言いながら

今日会う前に買ったばかりのピアスを

流星と同じように押し付けるように渡した。




♡「 … 、親友だからね、私と流星は。」


流「 ……… わかってる、最高の親友な。 」


２人して友情を分かちあって笑いながら、

ガッテンアンセム歌うかってマイクを持って

残りの時間、歌って踊ってはしゃぎまくった。

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