社 長 秘 書 ( 黄 ) １７

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少し早めに、待ち合わせの場所に着いた。


流星に会うの久々かも。

連絡も最近とれてないしなー。


どうせまた相変わらず、

かっこいい顔にオシャレな服着て登場するんだろうなーって

呑気にそんなこと考えてたら目の前が真っ暗になった。




♡「 ……… 、もう、また？？ 」


流星でしょ？って手首を掴んで振り返ると

いたずらっ子みたいにニコニコしながら

なんでわかるん？って言って笑ってた。



♡「 流星、香水でわかるよ。」



流「 なんで？Aは鼻がいいな、」


犬みたいやなって言って

見下ろして頭を撫でるから

うるさいなって軽くどついてふざけ合いながら

商店街の中を歩いた。



流「 久々やな。Aも相変わらずやし。」


♡「 んー、まぁね。流星も変わんないよ。」


すれ違う女の人達が振り返って

顔赤くするのを見ると

やっぱ流星ってイケメンなんだなって思う。



だって淳太といる時、こんなことないもん ←

たまにあるけどこんな毎回じゃないよ。←



♡「 今日何食べる？ 」


流「 んー、…… 久々にあそこ行きたい。」


♡「 え、どこよ。」



こっち、って珍しく流星が機敏に

行きたいところ決めて案内してくれた。



♡「 ………… え？ここ？ 」


流「 懐かしいやん。ここ。」



商店街の外れにある、

学生に人気のお好み焼き屋さん。


流星と昔よく来ていた、

安くて美味しいそして居心地のいい店だった。

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