社 長 秘 書 ( 黄 ) １７

# ８３２ ページ32

母「 あら、パパー。網戸開けっ放しやで、」


父「 …………… ん？……… んーーー、」



んもーー、虫が入るやん。って

文句言ってるのがマイハニー亮ちゃん。


本日、可愛い可愛い愛くるしい

スーパープリティー愛娘が嫁に行きました。



A家を出ていきました( ˙-˙ )


嫁いで行ってしまった ……



父「 …… びぇえええええええええん(´；ω；｀) 」


母「 なに泣いてんの！しっかりしてや！ 」



あの坊ちゃんなら大丈夫でしょーが！って

呆れながら俺の背中をさすってくれる亮ちゃん。


嬉しいやら、寂しいやら、複雑な気持ちだ。



母「 嫁に行っても、私達の子供には代わりないんだから。」


中間とは他人でも、私たちとは血が繋がった家族なんやで。って

亮ちゃんが励ましてくれた。これまた泣ける。




父「 A … 、Aーーーーーー ！ 」



母「 呼んでも帰ってきませんよ。」



父「 結婚式、俺あかんわ。泣く、」


母「 泣きゃーええじゃない。」




亮ちゃんは冷めてるふり実は１番、寂しがってる。

大人になるAを１番嫌がってた。

家を出て自立する時もしょんぼりしてたなぁ。



母「 さーてと、ご飯作ろうかな。」



今日はハンバーグにしようか、卵のせたやつ、

って笑ってるけど、

そのメニューはAの好物やった。




寂しいけど、娘の門出や。めでたいこっちゃ



あんまり好きじゃないけど、

キノコのデミグラスソースと半熟卵乗せたハンバーグで

ママとお祝いするよ、おめでとう。

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