社 長 秘 書 ( 黄 ) １７

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中学生の時、

クラスで比較的明るくて元気な２人だった。



「 Aと重岡ってお似合いだよね、付き合っちゃえよ！ 」


♡「 は！？何言ってんだか！ 」


重「 お前らうっさいぞ！ 」



こうやってよくからかわれてた。

これがキッカケなのかもしれない。

自然と大毅を意識するようになった。



クラスでお似合いの２人だ。って。



♡「 …… あ、重岡。」


重「 お！遅いな！居残りか？？ 」


♡「 提出物出せって怒られてたの。」


重「 マヌケやな！一緒に帰ろーぜ！ 」



部活終わりの大毅と、たまたま下駄箱で鉢合わせて

まぁ、帰る方向も一緒だし仲が悪い訳じゃないから

一緒に途中まで帰った。


意識してないように見えたのかもしれないけど

いま考えたら、正直意識しまくってたな。



重「 暑いなぁ、」


♡「 ね、夏休みまだかな、」


重「 なぁ、お茶ある？喉乾いた。」


♡「 もうない、水飲めば？ 」


重「 えーーー、学校の水ぬるい。」



嫌やー言いながらも、校庭にある手洗い場で

蛇口上にむけて水を出した。


確かに、学校の水は飲む気失せる。




重「 なぁ、きて。ここの蛇口なんやけど、」


♡「 え？なに、………… っぎゃあ？！ 」


重「 うっひゃっひゃひゃひゃ！あほや！ 」


言われたとおり、大毅の近くに行ったら

指で蛇口グッと抑えて水がブシャーーなって

大噴射。← 伝わって


おかげで髪も制服もビッチャビチャ。



♡「 むかつく！おりゃ！！！ 」


お返しに私も大毅に水かけて

２人で校庭の手洗い場で大笑いしながら

下校時間はとっくに過ぎてるのに水遊びしたっけ。

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