社 長 秘 書 ( 黄 ) １３

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♡「 結局、最後見れなかった！！！ 」


淳「 ええやん、また見に来れば。」


♡「 気になるじゃん！夜寝れない、」



結局、映画は半分しか見れなかった。

あーあ、釜玉うどんどうなったんだろ。



エンドロールも流れ始めて

他のお客さんもちらほら退席している。


………… あ！？あのふわふわな髪の毛は！


♡「 ぎゃあ！？淳太！あそこ！！！！ 」


淳「 ん？なに？？ 」


♡「 岩橋ちゃんがいる！！！ 」


まって、岩橋ちゃんがいた！！！！

どえしよう、見られてたりなんかしたら！

見えないよね！？見えてないよね！？



動揺が、隠し、きれない。



淳「 …… 大丈夫やろ、見てみ。」


♡「 へ、……… あ、あぁ、…… うん。」



岩橋ちゃん、神宮寺さんと来てたのね。

そりゃそうだ。神宮寺さん以外見るわけがない。


どうせ岩橋ちゃんのことだから。

スクリーンじゃなくて、神宮寺さんをずっと見てたんでしょ？


まったく、映画を見に来てるのに！

なーーーーにやってんだか。← 人のこと言えない



淳「 いつもより、ビッチャビチャやったな。」


♡「 は！？なにが！！ 」


淳「 また、ここ来る？(笑)」


♡「 ばっ…… かじゃないの！？来ないから！！ 」


淳「 顔真っ赤やん、」


照明が付いて明るくなった途端、

急に恥ずかしくなった。


淳太の口にキラッキラのグロスが

ちゃっかり、付いてたから余計に。

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