社 長 秘 書 ( 黄 ) １３

☆６３３ ページ33

……………… どうしよう。


映画がつまらん。しょうもない。

ひたすらうどん食べてる男を見るだけ。

つまらん、つまらんすぎる。



だいたい、タイトルから面白くないねん。←

どこのバカがこんなもの好んで ……

…… あぁ、おったわ隣に。おバカちゃんが。





つまらんすぎて、

Aに買ってやったポップコーンを

全部食べてしまった。すまん。



ねむ ……… 、でも寝たら怒るんやろなぁ。


どうせAのことや。


「 無理して来なくてもよかったのに！ 」

なんて怒りながら言うんやで。わかりやすい。



でも、絶対。絶対、流星とだけは行って欲しくなかったわ！

こんな個室もどきの暗闇に２人きりとか無理。

浮気じゃん。健全なわけが無い。

こんな！暗闇で！！男女が２人！！

ソファーに密着なんて！おっぱじまるよ。←




あー、そんなこと考えてたら

そんなことしたくなったじゃん。あーあ、


頭がバグったのかな、

うどん啜る音ですらえろく感じる。



♡「 あー、食べたい、美味しそう。」


楽しそうに、うどん見てるAが

何故かかわいい ＋ 暗闇のA ってとこが

俺のツボに入ったのかもしれない。


いや、違う。ほんまに退屈だったんだろう。


Aの二の腕をちょん、と指で指して

さりげなくボディタッチというちょっかいを始めた。

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