社 長 秘 書 ( 黄 ) １３

☆６２３ ページ23

流「 淳太さん、Aのことこれ以上泣かすんやったら、本気で奪いますよ。」


何も言い返せんかった。


流「 信じてますから。」


流星はそう言って、ベンチから立ち上がった。


Aのことを心配そうにみつめて、

コンビニの袋を持ってそのまま帰っていった。




淳「 …… A、…… まだ寝てる。」


泣き疲れたんかな、

このまま寝てたら風邪ひくやん。


上着をそっとかけてゆっくり抱き上げた。


……… こりゃー、おんぶの方がいいわ。

口開けて寝てるからヨダレ気になるな。



淳「 泣かせてごめんな、」



寝てるから返事なんて返ってこないけど

どうしても、謝りたくて

何度も何度も謝りながら家まで帰った。



せっかく、カレー作ってくれたのに。



味見したで。ちゃんといつもと同じくらい


辛くて美味しかった。



淳「 起きたら、一緒に食べよ。」


そして、起きたらちゃんと仲直りしよ。

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