社 長 秘 書 ( 黄 ) １３

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今日はお互い、歩いて出勤したから

帰りももちろん歩き。


蒸し暑くもないし、肌寒くもない。

丁度いい季節だから歩くのは苦じゃない。


それに夕方だから尚更。紫外線も気にならない。


だからね。本当に。

歩くには素晴らしすぎる気候なの。

だいすきな彼氏と歩いて帰るには最高なのよ。


だけども、何故かお互い気まずい。



淳「 …… ( どうしよ、なんか気まずい ) 」


♡「 …… ( いつもなら手を握ってくれるのに ) 」


淳♡「「 ( なんでもいいから喋ってくれないかな ) 」」



あーあ。いつも手を繋いでくれるのに。

このたこやきアパート過ぎたら、

ぎゅってさりげなく手を繋いでくれるのに。


もう通り過ぎてたこやきマンションまで来ちゃった。




「 … あ、淳太くん。」


淳「 あぁ、どうも。」




………… げ、またあの人。


ここの住民だったのか。たこやきマンション。


嫌な予感しかない。

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