GOD DAMN ( 緑 )( 紫 )

☆１７ ページ17

淳「 えー、本日はカエルの解剖をしますのでグループ事に集まってください。」


神「 …… なぁ、Aはどうしたん？ 」


「 え？忘れ物取りに行ったんやけど … 」


「 遅いね、そのままサボったんやない？ 」


「 A、カエル怖いって言ってたもんね。」




そういえば、Aは生物苦手やったな。

虫とか爬虫類苦手って言ってたし、

サボってんのか …………… どこで？？？

まさか、保健室？

急に不安になってきた。



先生の目を盗んでAにLINEした。

既読つかへん、…… 何してんの、



重「 神山、いまからカエルのダニエルが来るから携帯やめろ。」


神「 … え、あ、ごめん、… ダニエルってなに？ 」


流「 カエル１匹ずつ、名前をつけているらしいで。淳太。」


重「 全く … 、彼の思考回路が理解できない。」


興味無さそうなクセして

人一倍、授業の話を聞いてる流星と

生物の中間先生を頭おかしい扱いするシゲ。


女子は世間話で盛り上がる。



くだらない、…… つまらなく感じるのは

Aがここにいないからなのか、

それとも、Aが保健室にいるかもしないからなのか。



流「 あ、ダニエル逃げた。」


「 ぎぃやああああ！カエルいやぁあああ！ 」


重「 おい、そんなカエルごときで騒ぐなよ。授業中だぞ。」


淳「 おー、ダニエル。どうしたんか！今からお前解剖されるんやぞ！よしよし、」


重「 ほんまサイコパス、中間しんどい 」


流「 なぁ、カエルって臭くない？ 」




こんな大騒ぎした授業、

面白いはずなのに笑えない。


生物室の窓からカバンをもって廊下を歩く

Aの姿を見てしまったから。



神「 先生、トイレ行ってきます。」

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