連敗ガール ( 赤 )２

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家から駅まで１０分。

１０分間何話せばいいのやら。


下手したらまた口を滑らせて好きと口走っちゃったらって思うと

上手く話せない。何話せばいいんだろ。



重「 今日は天気ええなー。遊ぶのにもってこいやな。」



♡「 そ、そうだねー。」← 挙動不審


重「 女子の友達とこうやって遊ぶの初めてやわ！ 」



あ、…… 女子の友達。…… グサってきた。



そうだよねー、友達だもんね。所詮。



この人、期待させたり、期待裏切ったり、


………… はぁ。山登った思ったら谷だったり。


シゲちゃんの気分に振り回されてる。


それでも、日に日に好きになってく自分が悔しい。



♡「 あ、…… え？藤井……… くん？ 」


重「 流星やん、」


流「 ん？あぁ、シゲたちか。」



曲がり角でたまたま出会ったのは


髪型バッチリ、オシャレな服きた藤井くんだった。


なにこのイケメン。お巡りさん、逮捕してください。←

きゅん殺し犯で逮捕してやってください。←


それくらい、かっこよく見えるのは

学校とプライベートのギャップのせいなのか？



流「 ……. なんか邪魔した？ 」



重「 全然？一緒に駅まで行こうや。」



♡「 うん、」


よかった、２人きりだと少し気まずかったから。

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