連敗ガール ( 赤 )２

＊６２ ページ12

放課後。




♡「 望、起きて。買い物行くよ。望！ 」



望「 んー、…… はい。」



♡「 ほら、はよ立って、」



望「 シゲは？ 」



♡「 … 帰ったよ。」



望「 え？からあげは？ 」



♡「 知らない、適当に返事したんだよ。」



期待した私が馬鹿だった。←


多分あの返事は、話聞いてなかった時のとりあえずの相槌だった。



望「 なんか、こうやって２人で買い物してると新婚さんみたいやない？ 」



♡「 全然。お互い制服やし全くそんな要素ない。」



わけわからんこと言い出したから


とりあえず買いたいものカゴに入れてレジに並んだ。


「 １７３０円です。」



望「 あ！ 」



♡「 え？ 」



「 ２０００円お預かりします。」



♡「 ちょ、望。お金。」



望「 ええから、ええから。」



望が急に大きな声出してビックリしてる間に


さっとお支払いしてくれて


パパっとカゴ持って袋に詰めてくれた。



♡「 望、お金ほんまにええから。」



望「 女の子にお金出させへんよー。あ、じゃあ美味しいからあげ作ってな！ 」



望は女の子の扱いがよくわかってるみたいだ。


慣れてるな、やっぱり、

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