# 15 ページ16
♡「 ねぇ、最後にさシゲちゃん。聞いてや。」
重「 んー? 」
最後の出勤日、帰り道にシゲちゃんを引き止めた。
♡「 私な、ずっと隠してたことあるねん。」
重「 どうしたん? 」
♡「 シゲちゃんになら言える気がするねん。でも、内緒やで?」
シゲちゃんは優しく笑って
仕事の時みたいにデスクに並んで座った。
♡「 ほんまはね、… 結婚したくない。
… だって、私好きな人おるんやもん。
でもその人とは絶対、結婚もできひんし、付き合う事もできん… 。」
重「 … なんで? 」
♡「 …… 弟、やから。好きになっちゃあかんねん、」
重「 ……… ! … いつから、その気持ち隠してたん? 」
♡「 …… 高校生、から 」
重「 しんどかったやろ、… 今まで、」
そう言ってシゲちゃんは私の涙を
ワイシャツの袖で拭ってくれた。
♡「 ん… 、ありがと、シゲちゃん。
シゲちゃんと一緒に仕事できてよかった。
いつも悩み聞いてもらって、ほんま… 嬉しかった。」
そう言って最後にシゲちゃんに笑って見せたけど
シゲちゃんはブサイクって言って笑った。
♡「 シゲちゃん!バイバイ! 」
重「 … またな!A 」
…… またな!か。シゲちゃんらしいね。
もう、会えることなんてないのに… 。
393人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おぽむこ ぽめこ( ˙-˙ ) | 作成日時:2018年1月20日 21時