女子力講座２( 緑 )

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♡「 でも、やっぱ全部は変わりきれへんね。


元がズボラ人間やしめんどくさがり屋やから


掃除めんどくさ、明日しよーとか


洗濯まとめてすればええやんって思ったり


流星とかの前じゃただのオッサンやし。



ダメな部分がいっぱいあるんやけど、


神山くんと居ると楽しくて


自然と可愛くなりたいって思ってしまうねん。



それが、好きとかまだわからへんけど。



…… ただ、神山くんともっと一緒に過ごしたいなって。」



だんだん恥ずかしくなって、ブランコを漕ぐのもやめて俯いた。




神「 A… って名前聞いた時、びっくりした。

あ、妹と同じ名前や。どんな人なんやろって思った。」



神山くんがブランコを漕ぎながら、ゆっくり話し始めた。



神「 流星といつも楽しそうに話してて、よく喧嘩して笑って

あぁ、明るくて元気な子やなって思ったで。


それに裏表なく誰にでも平等な対応ができて

自然とみんなを笑顔にしてくれるAさんに

俺は惹かれたし、素敵やなって思った。」




♡「 … うそ！そんなに褒めてくれるの？ 」



神「 普段、褒められるの慣れてないやろ？(笑) 」



♡「 うん、だから…照れるね、」



神「 せやから、その好きが人としてなのかそれとも恋だからとか。


俺も正直わからへん。恋愛には疎いねん。


でも、Aさんとは一緒にいて楽しく


料理したり出かけたりして過ごしたいなって思う。」

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