女子力講座２( 緑 )

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神「 おかえりー… 、ん？どうしたん？ 」



「 化粧品をね貰ってもらおうと思って連れて来ちゃった！ 」



♡「 ごめん、勝手に押しかけて…… 」



神「 ええよ！今日ハンバーグにするから食べて行けばええよ？

シゲちゃんもたべてくやろ？ 」



重「 たべる！！ 」



「 お兄ちゃん、ハンバーグ焼くの私やる！重岡くんも一緒に丸めへん？ 」



神「 じゃあ、あとお願いするわ。Aさんこっち来て。」



神山くんに連れてこられたのは


大量の服に大量の化粧品が置かれた物置…っていうより部屋だった。



神「 母親が化粧品会社で父親が服のデザイナーやねん。

せやから、腐るほどあるから貰ってくれるんやったら助かるわぁ。」



♡「 え？！でも悪いよ… なんか、」



神「 ええって、使うのAだけやし。」



♡「 … ありがとう。」



神「 あ、でもこのことは内緒な？ 」



♡「 え？わかった。」



神「 女の子達に化粧品目当てで付きまとわれたらちょっと困るし、」



そう言って、神山くんは苦笑いをした。



♡「 私も… 、今日化粧品貰えて正直ラッキーって浮かれてるんやけど。(苦笑 ) 」



神「 …Aさんは正直者なんやな(笑)

でも、そういう性格好きやで！


Aさんは、そんなずる賢い人やないから特別や！ 」



そう言って笑う神山くんの笑顔に


私はドキッとした。

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