依存型彼女 ( 黄 )

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淳「 なぁ、ちょっと付き合ってくれへん？ 」




♡「 へ？ 」



淳「 最近、運転してなかったからなー。


ドライブしたい気分やわ。


心配かけさせたんやからお詫びに。


ドライブして帰ろうや。 」





そう言って、高速に乗って


夜の高速を目的もなく走った。





淳「 あー、ちょっと休憩。 」



そう言って自動販売機くらいしかない


サービスエリアに入った。



お店もないから誰もいない。




淳「 Aおいで 」



そう言って助手席をポンポンと叩いた。




♡「 なんか今日、淳太くん優しい 」




いつもやろ？って言って笑いながら



腕を引いて、ギュッと優しく抱きしめてくれた。




淳「 嫌なことあったんやろ？顔がションボリしてるで？ 」




♡「 … そんなことないよ。」




淳「 隠し事するん？俺は素直に甘えてくるAが好きなんやけどなー。 」




俺のこと頼りないって思うてるん？って


ほっぺを両手でむにって引っ張って


意地悪な顔して覗き込んでくる。




♡「 … 、 会社で嫌なことがあったの。おこられちゃった。 」




そう言うと、なんでか知らないけど



涙がでてきた。



淳太くんは、最後まで聞いてくれて



Aは悪くないもんな。

でも我慢したんやな、大人やんって、


頭を撫でてくれた。




淳「 そうやってなんでも俺に言えばいいやん。


確かに毎日、愚痴ばっかりは嫌やけど



たまには俺にストレスぶつけてもええから。 」




また、いやなことあったら


こうやってドライブに来て、泣けばええよ。


俺が隣で話聞いて、Aのこと甘やかしてあげるって



淳太くんは抱きしめながら言ってくれた。




♡「 ありがとう。 」



淳「 元気でた？そろそろ帰ろか 」



また、忘れた頃にまたここに来たい。


それまでは、いつも通りがんばろう。

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