56話 ページ7
クラピカは何やら考え込みながら戻ってきた
先程のヒソカとの試合で、最後に何かを囁かれていたのでそのせいだろう
『クラピカ、大丈夫？』
「あ、あぁ」
返事をするもうわの空だったため、Aはそっとしておくことにした
その後も試合は着々と進んで行った
第4試合のハンゾー対ポックル
ゴンと同じように攻めるハンゾーにポックルはあっさりと降参
第5試合のヒソカ対ボドロ
ボドロはヒソカに滅多打ちにされるも中々諦めず、
とうとうボドロが力尽き、ヒソカに何かを囁かれたあと降参
第6試合のポックル対キルア
開始直後にキルアが戦線離脱、自信満々にその場を降りた
(…ん、ちょっと…？)
Aはトーナメント表を見た
このままだとキルアの次の相手はギタラクル、イルミだ
(ま、まずい…！)
背中に汗が流れた感覚があった
イルミのことだろう、きっとキルアに自分の正体をバラして話すはず
そうなればキルアは家に帰らざるを得ない
だが悩んでいる時間がなかった
第7試合だったはずのレオリオ対ボドロは、
ボドロの怪我を理由に延期を要求し後回しとなってしまった
よって、第8試合のキルア対ギタラクルが先に行われることとなってしまった
『…キ、キルア』
「？何」
審判の元へ向かおうとするキルアを咄嗟に呼び止めてしまった
『あ…えっと、頑張って』
「…おう」
Aにはそれしか言えなかった
この先どうなるかを考えたら頭が痛くなる
思わず下を向いて顔を少し歪めた
キルアとギタラクルは向かい合い、
審判によって試合が開始された
足音を立てずに1歩、2歩と近づくキルア
「久しぶりだね、キル」
「！」
急に話しかけられキルアの足は止まった
ギタラクルは不敵な笑みを浮かべたまま、自身の顔に刺さっているピンを1つずつ抜き始めた
歪な音を立てて顔の形が変わっていく
そうして現れたイルミの姿にキルアは目を見開き固まった
「あ………兄貴」
その震えた声を聞いて、Aはさらに顔を歪ませた
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
