55話 ページ6
『ごめんね、立てる？』
Aは立ち上がりポックルに手を差し出した
「…大丈夫だ」
その手は取らず自分で立ち上がり戻っていってしまった
(嫌われたかな、まぁしょうがないよね)
「やるじゃねぇかA！あっさり勝っちまったな！」
『やめてよ恥ずかしい』
褒めちぎるレオリオに頬をかいた
家族以外に褒められたことがない(そもそも関わりがない)Aにとっては中々擽ったい
「第3試合！ヒソカ対クラピカ！」
第3試合が行われる中、キルアはAを横目で見つめていた
(なんだ…あの動き、どこかで…)
キルアはAの戦い方に既視感を得ていた
この違和感を振り払うため必死に記憶を遡っていた
・
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「くっそ〜！また負けた〜！」
実家の庭で大の字で倒れたのはキルア
その横でしゃがみこみキルアの顔を覗く人がいた
『攻めすぎ動き大きすぎ隙ありすぎ』
姉であるAだった
「そんな言われたらオーバーキルだぜ…」
よっ、とキルアは立ち上がり、しゃがんだままのAを見た
「確かに隙があったんだけどなぁ…わざとか？どうやったの？」
『企業秘密。いつかキルにもできるよ』
「ちぇっ」
もう1回やろうぜ！とキルアはAの腕を引っ張り立ち上がらせた
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(そうだ姉貴だ！姉貴に似てるんだ！)
自分の姉の姿が脳裏に浮かんだ瞬間何かがストンと落ちてスッキリした
(姿も声も雰囲気もなにもかも違うけど、名前が同じなんだ、ほぼ確じゃないのか！？)
キルアにはさっきの試合の最後のナイフがAの背によって隠れていたため見えていなかったが、戦い方を見て確信に変わっていった
(なんでここに？姉貴がいるってことは兄貴がいてもおかしくないはずなのに…)
キルアはこっそり周りを見回したがそれらしき人物は見当たらなかった
そう考えているうちにヒソカとクラピカの戦いが終わってしまっていた
見るとヒソカが降参したようでクラピカの勝ちとなっていた
(ま、試験が終わったあとに問い詰めてみればいいよな)
キルアはポケットに手を入れて小さくため息をついた
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
