96話 ページ48
カストロは左手を前へと出すと、そっくりな分身を横へと出した
カストロが分身できるなら、今までのヒットの謎が分かる
だが納得できるのは念能力者のみで、
一般人から見たら分身すること自体が理解できないので会場の殆どは何も分からないまま、分身しているカストロに驚きを隠せなかった
「君の忠告通り、逃げずに目を凝らして見てみたよ…すると目の前の君は、やっぱり"消えた"が正しかった♣では、なぜさっきはその表現に違和感を感じたか。消えたはずの君だが、気配は変わらずボクの傍にある。むしろ消える直前、増えたような気がしたから♦」
『やっぱり増えてたのね』
Aはカストロの能力とこれまでの攻撃に納得がいき頷いた
「次は左腕を頂く。それでもくだらぬ余裕を見せていたいか」
カストロはまた虎咬拳の構えを見せた
「ん〜、そうだな♠ちょっとやる気出てきたかな♡」
ヒソカは持っていた右腕を左脇に挟み、スカーフを取り出すとその右腕を覆い隠した
「ボクの予知能力をお見せしようか♦」
その右腕を上へと投げると、スカーフの中から出てきたのは数枚のトランプ
中にあったはずの右腕は消え、カストロは驚きを見せた
「さて、1から13までのカード。まずこの中から好きな数を選んで、頭に思い浮かべて♠」
会場の人達は戸惑いを見せるも、それぞれ数字を選び頭の中で思い浮かべた
「いいかな？思い浮かべたらその数に4を足して、さらに倍にする。そこから6を引き、2で割った後、最初に頭に思い浮かべ数を引くと…いくつになる？♣」
淡々と指示を出すヒソカ
「ボクにはその答えが予めわかっている♦」
そして、ヒソカは自分の左手をちぎれた右腕の断面へと突っ込んだ
痛々しい音と共に、中から血塗れた1枚のカードを取り出した
「その数字は、1だ♠」
「当たった…」
「なんで？」
「まじ？」
周りは自分の傷口にネタを仕込んでいたヒソカに恐怖を覚えた
(なんなんだ、あいつのあの余裕は…)
『…ちょっと待って』
「なんだよ姉貴？」
キルアはAを見上げ、Aはゆっくりとキルアを見た
『私、1じゃなかったんだけど』
「こんな場面でなんでそんな呑気なんだよ…」
困った顔をしたAにキルアは頭を抱えた
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
