85話 ページ36
｢あ！キルア！Aなんて言ってた？｣
キルアが電話を切るとゴンが駆け寄ってきた
｢来週来るってよ。なんなら今からでも行くって言われた｣
｢今から！？Aはよっぽどキルアが好きなんだね！｣
｢や、やめろよ！そんなんじゃねぇって！｣
ゴンは少し顔の赤いキルアをえいえいと揶揄うが、
少し間を置いてから話し始めた
｢ねぇキルア。やっぱりAも念が使えるのかな？｣
｢兄貴が使えるんだし、使えてもおかしくねぇな｣
｢だよね…すごいなぁ｣
ゴンは包帯が巻かれた自分の右腕を見た
先日の戦いで負傷し、全治4ヶ月となっていたのだ
もしかしたら、あの人ならなにかヒントをくれるかもしれない
ゴンはそう思ったが、それは出来ないと気づいた
｢あ、でもAに念のこと聞いちゃったらそれこそウィングさんとの約束破ることになっちゃうじゃん！｣
2人は天空闘技場で出会ったウィングという男に念を教わっていた
無茶な戦い方をしてしまったため、ウィングに怪我が治るまで試合を禁止、念に関わることも禁止とされてしまった
｢うわ〜、せっかく会えるのに〜！｣
｢会えるだけでも満足だろ。いっつも兄貴と一緒だから姉貴1人だけに会えること滅多にねぇんだぜ？｣
｢え、そうなの？｣
｢まぁ、兄貴が離したくなくて連れていくのか、姉貴が自分でついて行ってんのかはわからねぇけど。多分前者じゃねぇかなって。正直、俺により姉貴に対する執着心の方がやべぇと思う｣
｢んえ゛｣
ゴンから見たら、イルミからキルアに対する執着は半端ではないと思っていたがそれを越した物を想像するとなるとゴンには難しいものだった
｢俺が姉貴の電話番号知ったのもこの前家から出てきた時だし。昔から結構やばかったぜ？異性の執事に好意を持たれた時とか｢わかった！もう大丈夫！｣そうか？｣
もっとあるけどな、とキルアは退屈そうにポケットに両手を突っ込んだ
｢ま！兎に角姉貴だけで会えるのはラッキーってこと！来週楽しみにしてろよな！｣
俺は修行してくるぜ、とニヤニヤしながらその場を去っていくキルアの背中をゴンは微笑みながら見つめた
｢キルアが一番楽しみにしてるくせに｣
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
