84話 ページ35
あの仕事から何日かたったある日、部屋で本を読んでいたAのポケットから音が鳴った
『…キル？』
その番号は弟のキルアのものだった
拒否する理由なんて全く無いため、直ぐに開始ボタンを押した
『もしもし、キル？』
《あ、姉貴か？》
『えぇ。元気にしてる？』
めっちゃ元気！と久しぶりに聞いた弟の声に口元が緩みそうになった
そのまま暫く話を聞くと、どうやらキルアはゴンと共に天空闘技場にいるらしい
(あそこなら修行できるしもお金も稼げるものね)
久しぶりに行こうかな、と考えていると
それでさ、とキルアが話を切り出した
《急で悪いんだけど来週辺り空いてるか？》
『え、来週？どうして？』
《いや、その…ゴンとたまたま姉貴何してるかな〜って話しててさ、なんていうか…顔見たいな〜なんて、2人で言ってて…》
後になるにつれ小さくなるキルアの声にAは固まった
顔を？見たい？キルと？ゴンが？私に？会いたい？
ｶﾞﾀｯと音を立てて勢いよく立ち上がった
その勢いで椅子が倒れたが気にしない
《姉貴？今なんかすごい音が『行くわ』…えっ》
『いつがいい？いつでも行けるわ、今からでも行くわ』
キルアは急に勢いよく話し始めたAに驚いた
《い、いや、今ちょっと修行で忙しくてさ！来週！来週にしようぜ！》
『そう、わかったわ。都合のいい日また教えてくれる？』
《わかった》
じゃあな！と電話を切られ、Aは倒してしまった椅子を元に戻して座った
『来週何があっても仕事拒否しなきゃ』
久しぶりに楽しみができて嬉しくなり、Aは途中まで読んでいた本をまた読み始めた
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
