53話 ページ4
「それは困る！！」
その返事に周りの人間は固まった
あのヒソカやギタラクルまでも驚きで固まってしまっていた
「足を切られちゃうのは嫌だ！でも降参するのも嫌だ！だからもっと別のやり方で戦おう！」
「てめぇ！自分の立場分かってんのか！」
思わずハンゾーもツッコんだ
『っフフ…』
Aは下を向き小さく笑った
他にも何人か笑っている。そりゃそうだ。
「勝手に進行するんじゃねぇよ！舐めてんのか！？その足マジで叩き切るぞコラァ！」
「それでも俺は、参ったとは言わない！
それに、そうしたら血がいっぱい出て俺は死んじゃうよ？その場合、失格するのはそっちの方だよね？」
ゴンの問いかけにハンゾーの後ろにいた黒服は頷いた
「ほらね？それじゃあお互い困るでしょ？だから考えようよ」
そんなゴンにクラピカはほっとした
「もう大丈夫だ。完全にゴンのペースだ」
「なんちゅうワガママな…」
「ハンゾーも我々も巻き込まれてしまっている。全く…」
皆が微笑ましくゴンを見守る中、キルアは怪訝な顔で周りを見渡した
(なんだよ、現状は何も変わってない。ゴンがあいつより強くなったわけでも、折れた腕がくっついたわけでもなんでもない。なのになんで、さっきまであの殺伐とした空気が、一瞬にしてこんな緩んじまうんだ……)
そんな状況に苛立ったハンゾーは刃をゴンの額スレスレに当てた
額から血が流れるがゴンは気にしなかった
「…何故だ？たった一言だぞ？それで、来年また挑戦すればいいじゃねぇか。命より意地が大切だってのか！！そんなことでくたばって、ほんとに満足か！」
ゴンは真っ直ぐな瞳でハンゾーを見つめた
「親父に会いに行くんだ」
「親父？」
「親父はハンターをしている。だから俺は親父みたいなハンターになって、親父に逢いに行くんだ！」
そんなゴンの思いを受け取ったのか、ハンゾーは刃をしまい「参った」と言った
「「！」」
「俺にはお前を殺せねぇ。かと言って、お前に参ったと言わせる術も思い浮かばねぇ。俺は負け上がりで次に賭ける！」
「…そんなのダメだよ！ずるい！ちゃんと二人でどうやって勝負するか決めようよ！」
そう言うと2人は言い争いを始めた
痺れを切らしたハンゾーはゴンにアッパーを決めて負けを宣言した
ゴンはそのまま気絶し、黒服によって救護室へと連れていかれた
『凄かったね、ゴン』
「まさかここまで粘るとはな…」
Aとクラピカは苦笑いした
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
