78話 ページ29
キルが家を出て数日
Aも仕事のため、家を出ることにした
「いい？Aちゃん、くれぐれも怪我には気をつけるのよ？」
『うん、大丈夫』
心配になったキキョウはAを玄関まで見送りに来ていた
「知らない人にはついて行っちゃダメよ？」
『…それ、兄さんにも言われた』
イルミの心配性な所は母親譲りなのだろうか
「イルミがいないから心配ねぇ…」
「大丈夫ですよ奥様！私がいますので！」
ひょこっとAの後ろからアンナが顔を出した
「…あなたじゃ尚更心配だわ」
「え、私だけ当たり強くないですか！？」
お互い、見えないが牙を剥きあっているように見える
二人の間に火花が散ったのを見てAは小さくため息をついた
『…とにかく、私は大丈夫だから、お母さんも体に気をつけてね』
「まぁ…心配してくれるのね、優しい子…」
気をつけてね、とキキョウの言葉に頷いて、Aはアンナと共に家を出た
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「そういえば、今回私は何をすれば？」
アンナは車を運転しながら、バックミラーで後ろに乗っているAを見た
『ターゲットの名前はヴァルト。彼は今夜自宅かその近くにある別荘の2箇所の内どちらかに現れるらしいの。片方ずつ見て回ってもいいんだけど入れ違いになっても面倒だから、どっちか見てもらおうと思って』
ヴァルトはその地域では有名な資産家らしく、
各地から高価な宝やら美術品やらを集め、別荘へ飾っているらしい
その品を見るためによく別荘へ向かっており、家にいることはあまりないとは聞くが、万が一のこともあるため2つ同時に確認をしたかった
『私は別荘の方を見てみるから、アンナは自宅の方を見てくれる？』
「え、でももし自宅にいたらどうするんです？お嬢様も自宅へ向かうんですか？」
『…殺してくれて構わないわ。その時は報酬はアンナへ渡すから』
「え！ほんとですか！自宅に来ないかな〜！」
アンナはウキウキしながらハンドルを握り直した
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
