70話 ページ21
「A。帰ったのか」
『ただいま』
Aの前にいるのは父親であるシルバ
2人のいる部屋は薄暗く、床に置かれた謎の機械の青い光だけが部屋を照らしていた
「イルミは一緒ではないのだな。仕事か？」
『うん、帰ってきたのは私だけ。ライセンスはちゃんと取れたよ』
そういうとAはハンターライセンスを取り出してシルバに見せた
「そうか。よくやった」
『…それで、お父さんに少し話というか…お願いがあって』
「お願い？珍しいな」
この歳になってお願いと言うのも…
今まで父親におねだりをしたことがなかったからか気まずそうに目を逸らした
『なんていうか、その…ちょっとでいいから、キルと話して欲しくて』
「ほう？」
『キル、色々悩んでるっぽくて。でも、私が聞くよりお父さんの方が色々詳しいかなって』
そうは言っているが、Aの中ではその理由は6割くらいだった
残りの4割は、ただ単にキルアに会うのが気まずい
最終試験の時に何も声をかけてあげられなかったことがずっと心に残っていた
私が言っても説得力ない、ずっとそう考えていた
シルバは黙ってAの顔を見たあと、フッと少し笑った
「わかった。いいだろう」
『！ほんと？』
「滅多にない娘の頼みだからな」
『…ありがとう』
シルバの回答にAは胸をなでおろした
「その代わり、お前の試験中の話を聞きたい。いいか？」
『うん、もちろん』
シルバは隣に座るように言うとAは駆け寄った
そのまま暫く2人は話を続けていた
・
・
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(久しぶりにあんなに話したな…)
Aはシルバと話を終え、自室に戻ろうと廊下を進んでいた
今考えると最近はずっとイルミと一緒にいて家族と過ごす時間が無かったことを思い出した
(たまには話してみるのも悪くないのかも)
Aは自室に着き扉を開けた
すると最初に目に入ったのは何かの箱を持って仁王立ちした執事のアンナだった
『アンナ？何してるの？』
「お嬢様、私が気づかないとでも？」
『…ごめんなさい、何がかしら』
「その！怪我ですよ！怪我！！」
ビシィ！と音がなりそうなくらいの勢いでアンナはAの右腕を指さした
『あぁ、これ』
「なんでそのままで帰ってきてるんです！？アホなんですか！？」
アンナはなにやらブツブツと言いながら箱を開け、椅子に座るように言った
どうやら箱は救急箱のようだ
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
