52話 ページ3
その後も何度もゴンは痛々しく蹴られ、段々床が血で汚れ始めていた
その時間は3時間にも及んだ
「…いい加減にしやがれ！ぶっ殺すぞてめぇ！俺が代わりに相手してやるぜ！！」
「見るに堪えないなら消えろよ。これからもっと酷くなるぜ」
「なんだと！？」
レオリオは我慢の限界なのか試合に乱入しようとしたが黒服に止められた
「1対1の勝負に他者は入れません。仮に、この状況で貴方が手を出せば失格になるのはゴン選手ですよ！」
その言葉に歯を食いしばるレオリオ
そんなレオリオにゴンは声をかけた
「大丈夫だよ、レオリオ…こんなの、全然、平気さ…」
立ち上がったゴンはレオリオを見つめた
「ま、まだ、やれる…」
「…」
そんなゴンの姿にハンゾーは少し苛立ったのか足払いをしてまた倒れさせ、うつ伏せになったゴンの左腕を掴んだ
「腕を折る」
『…！』
まさか、そこまでするとは
流石のAも驚いた
「本気だぜ。言っちまえよ。参ったと」
「くっ…っ！！嫌だぁぁぁ！！」
そう叫んだあと、ゴキ、と痛々しい音がその場に響いた
「あ…が…く、ぅ…！」
『…痛そう…』
痛えってもんじゃねぇだろ、とレオリオは震えた声で言い、その手は強く握りしめられていた
「…クラピカ、止めるなよ…あの野郎がこれ以上何かしやがったら…！ゴンには悪いが、抑えきれねぇ…！」
「止める…？私がか…？」
Aはクラピカの顔を見てハッとした
「大丈夫だ、恐らくそれは無い…！」
瞳が赤くなっていた
これがクルタ族の瞳か、とまじまじと見つめてしまったが、恐らくクラピカは湧き上がる怒りで気づかないだろう
そんな中ハンゾーは少し身の上話を始めた
ある程度話した所でゴンが起き上がりハンゾーに蹴りを入れた
『わ…！』
「ってぇ〜！っくそぉ！痛みと長いお喋りで、頭少し回復してきたぞ！」
「ぃよっしゃぁ！！ゴン行けー！蹴って蹴って蹴りまくれぇーー！！」
立ち上がったゴンに喜んだレオリオ
その姿を見てクラピカは微笑んだ
「分かってねぇぜ、俺は忠告してるんじゃない、命令してるんだぜ。俺の命令が分かりにくかったか？もう少し分かりやすく言ってやる…」
ハンゾーは右腕の包帯の中から刃を出した
「足を切り落とす。二度と付かないように。取り返しのつかない傷口を見ればお前もわかるだろう。だがその前に最後の頼みだ。参ったと言ってくれ」
「…それは困る！！」
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
