65話 ページ16
『ちょうど良かった。3人に言いたいことがあって』
「え？」
『その…キルのこと、ごめんなさい』
Aは立ち上がって両手を前で組み、3人に向かって頭を下げた
その姿を見て3人はギョッとした
「お、おいおい！どうしたってんだよ！」
「まさか頭を下げるとは…」
『一応私、兄さんとキルの様子を見るために来たようなものだし…家に帰るのを止められなかったから』
「…俺はAのこと別に怒ってないよ」
『えっ』
責められると思ってた
説明会の時、あんなに兄に怒っていたのに
思わぬ返しにAは顔を上げてゴンを見た
「レオリオとクラピカから聞いたよ。最終試験の時、ギタラクルを止めてくれたんでしょ？」
あれ、今はギタラクルじゃないんだっけ？とゴンは首を傾げた
「それに俺、試験で何回もAに助けて貰ってるよ。こんなに優しい人なのに悪い人なわけないもん。怒ることないよ」
「試験中に関しては私たちも助けてもらったからな」
「兄貴側についてんなら普通助けねぇって。もっと冷てえ奴だって」
『そ、そうなの…？』
ゴンの後ろでクラピカとレオリオがうんうんと頷いた
やはりゾルディック家は冷たいイメージが強いのだろうか
『でも、だらしないわよね…23になっても尚自分の兄に逆らえないなんて』
Aは気まずそうに苦笑いした
が、直ぐに元の真顔に戻った
なぜなら、目の前の3人が目をパチパチと瞬きさせたまま動かなくなっていたからだ
「え？」
『え？』
「今…なんて言ったんだ？」
レオリオが震えた声で聞いた
『自分の兄に逆らえない…？』
「いや！そこは見りゃわかる！！その前だ！前！」
見りゃわかるってなんだ
地味にショックを受けるも渋々答えた
『…23？』
「にじゅう…さん…」
『…もっと下だと思ってたわね？』
「20くらいかと思っていた」
「俺も！」
喜んでいいのか悪いのかわからない
「俺はてっきり同い年くらいかと思ってたからよ…なんかすまねぇ」
『…え？』
「え？」
何だこのデジャヴ
Aはレオリオの年齢が想像より下だという事実に頭の中がしばらく混乱していた
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
