64話 ページ15
「あぁ、これ？うん、折れてるよ。面白い素材だ。ヒソカが見守りたいって気持ちがよく分かるよ」
「だろ？♧」
(…それだけに、俺から見れば危険人物なんだよねぇ。出来れば今のうちに…)
始末しよう、そう思ったイルミだったが鋭い視線を感じた
「…ゴンは僕の獲物だ。手出ししたらタダじゃ置かないよ」
その視線はヒソカから来るものだった
「分かってるよ。短い付き合いだがヒソカの好みは把握した。だからこそ、」
イルミはヒソカの前まで歩き、横目でじろりと見た
「そっちこそ、Aに余計なことしないでよね。地味に気に入ってるだろ」
「…あぁ、バレてたか♢」
あのイルミが異常な程に可愛がる存在
ヒソカにとっては貴重な果実のひとつだった
「特に最終試験は面白かったよ…♤まさか君を止めるなんてね♢」
「俺も驚いたよ。Aが元からキル側だってのは分かってたんだけどね。今まで俺の言うことちゃんと聞いてたのになあ」
今になって反抗期？と呟くイルミにヒソカはやれやれと肩を竦めた
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一方その頃、Aは広場の木陰のベンチに座っていた
《お前に兄貴なんて資格ないよ》
説明会の時にゴンがイルミに放ったあの言葉がずっと頭の中に残っていた
『…やっぱり、私にもないよなぁ…』
自分も元々兄に着いて来てハンター試験を受けた
どれだけキルを心配していようが家に返してしまった以上自分も兄と一緒なのでは…
Aは小さくため息をつき、片手で顔を覆った
その姿を少し遠くから3人の影が覗いていた
「あそこにいるの、Aじゃないのか？」
「すっげえ暗いオーラ放っちまってるじゃねぇかよ！どうするよゴン」
明らかに負のオーラを撒き散らすAにレオリオは焦りながらゴンを見た
「別にどうもしないよ！普通に話しかけに行く！」
「お前ほんとすげぇよ、色んな意味で」
えへへ、とゴンは少し照れると、Aの元へ駆け出して言った
「A！ここにいたんだね！」
『！ゴン…』
(一番気まずい子に会っちゃった…どうしよう…)
Aはふとゴンの左腕に巻かれたギプスを見た
『腕、大丈夫？』
「うん！治ったら前の時より丈夫になるってサトツさんが言ってた！」
『そう、良かったわね』
ゴンの後ろを見ると、レオリオとクラピカが歩いてこちらへと向かってきていた
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
