61話 ページ12
「キルアに謝れ」
『！』
ゴンはイルミにそう言った
イルミは自分に向けられた言葉だと分かると顔をゴンへと向けた
「謝る？何を？」
「そんなことも分からないの？」
「うん」
「…お前に兄貴なんて資格ないよ」
その言葉が何故か自分にも向けられているような気がして、Aはゴンから少し目を逸らした
「兄弟に資格がいるのかなぁ」
するとゴンは勢いよく右手でイルミの右手首を掴んで引っ張りあげた
抵抗もせず中に浮かぶイルミにAはさすがに声が出た
『…へっ！？』
ゴンが上手く引っ張ったのか、イルミが上手く体制を整えたのか、そのまま綺麗に地へと降りた
自分より背の高いイルミをゴンは睨みあげた
「友達になるのだって、資格なんていらない」
「！」
そのままイルミの手首を掴んでいる右手に力を入れ、痛々しい音が一瞬響いた
「もう謝らなくていいよ。キルアの所に案内してくれるだけでいい」
「そしてどうする？」
「決まってんじゃん！キルアを連れ戻す！」
ゴンは迷いのない目でイルミを睨みあげた
「まるでキルが誘拐されたような口ぶりだなぁ。あいつは自分の足でここを出ていったんだよ？」
「でも、自分の意思じゃない。お前たちに操られてるんだから、誘拐されたも同然だ！」
(少ししか一緒にいなかったのに…キル、とんでもなく良い友達を持ったのね…)
「ちょうどその事で議論していた所じゃ、ゴン」
その時ネテロ会長と審査だったハンター達が部屋へ入ってきた
「クラピカとレオリオの両方から異議が唱えられてのぉ。キルアの不合格は不当との申立を審議中なのだよ」
「キルアの様子は、自称ギタラクルとの対戦中とその後において、明らかに不自然だった！」
クラピカは席から立ち上がった
「対戦の際に、何らかの暗示をかけられてあのような行為に至ったと考えられる。通常なら、如何に強力な催眠術でも殺人を強いることは不可能だ。しかし、殺し屋一家で育ったキルアにとって殺人は日常の事で、倫理的抑制が働かなくても不思議は無い」
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
