60話 ページ11
そして、第7試合のレオリオ対ボドロが始まったと同時に、
キルアはボドロの心臓を貫き殺してしまった
そのまま委員会に不合格とされ、部屋を出るよう言われた
部屋を出る前に、一瞬こちらを見たのをAは見逃さなかった
『キル…ｯ』
弟の名前を呼ぶその声は届かず、キルアは部屋を出て行った
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キルアが不合格となったことにより、残った9人がハンター試験合格となった
別室にてハンターの資格について講習が行われるとの事で、休憩を挟み各自部屋へと向かうことになった
『…よし』
Aはトイレの手洗い場の鏡で自分の姿を確認していた
試験の間ですっかり見慣れたこの姿だが、いい加減カラコンに目が慣れなくて疲れる
右手で片目ずつカラコンを外してウィッグと共にゴミ箱へ捨てた
『この姿も逆になれないなぁ…』
久しぶりに見た自分の姿にうんうんと頷き前髪を軽く手で梳かし、役員から貰ったファイルを片手に部屋へと向かった
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部屋へ入ると既にゴン以外の他の合格者たちは座っていた
1番前にイルミが座っているのを確認すると、通路を歩いて段差を降りていった
「アイツAだよな…！？」
Aの後ろ姿を見ながらレオリオは身を乗り出し斜め前のクラピカに話しかけた
「彼女以外に誰がいるんだ」
クラピカは相変わらずの返しをするが、
本人もレオリオと同じく後ろ姿を見つめていた
「髪型以外特に変わったわけじゃねぇけど今までのアイツとは別人って感じだな…」
そう話しているうちにAはイルミの後ろの席に座った
イルミは顔は向けず目だけ一瞬こちらに向けたが、直ぐに前へと視線を戻した
(キル…さすがにまだ家には着いてないだろうけど…)
あの時の降参を宣言した時の顔、ボドロの心臓を突きとった時の顔が忘れられないままでいた
(私がキルにもっと寄り添って上げてれば…でもこんな私に何ができる…？)
自分もキルアと同じ人の命を奪っている立場
だからこそ寄り添える…ハズなのだが、この立場だからこそお前が言えた立場か？となる状態になってしまう
(とりあえず家に戻って…それから…)
そう考えていた途端、後ろの扉がものすごい音を立てて開いた
後ろを向くと、そこにはギプスを着けたゴンが立っていた
ゴンは黙ったまま通路を降り、Aの横を通り過ぎて目の前にいるイルミの横へと立った
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ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» 大丈夫です！届いてますよ〜！ありがとうございます！ (8月6日 18時) (
レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - ありがとうございます！返事送れましたか？（💦） (8月6日 12時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ろば(プロフ) - 蜜柑。さん» コメントありがとうございます！励みになります、、嬉しいです、、！ボードの方返信させて頂きました！ありがとうございます！ (8月5日 21時) (レス) id: 1eb48e2d70 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑。(プロフ) - こんにちは！とても面白いです！これからも頑張ってください！もしよければ会話したいです、ボードに話しかけるのは駄目でしょうか？ (8月5日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろば | 作成日時：2023年6月18日 0時
