検索窓
今日:1 hit、昨日:45 hit、合計:57,919 hit

七日前 開始 ページ6

「確かに...もっと清楚系かと...」

あれ、毛利さんまで?えっ、これって励まされてる?

「お二人もそう思いますか?」

私の勘違いという確率が、ぐんぐん上がっていく。
 

「何か仕事抜けると別人みたいになるんです、この人。駄目さがにじみ出ると言うか...」

「今日当たり強くない!?」

いや、前からだけども。
でも久しぶりに会って何で貶されてるの...?私何かしましたか...?
あっ、あれだ。最初に馬鹿って言ったの根に持ってるんだきっと。
 

「ほら、根に持ってないで話を続けよう」

あとコナンくんにありがとう、と付け足す。
少し照れたように笑うのが可愛い。笑顔は年相応。

「何の話ですか...」

また変な顔をされた。
えっ、馬鹿って言ったほうが馬鹿だもん的なテンションじゃなかったの?
 
 

「確か男性が一人、重体らしいですね?」

少し間を空けて聞かれる。二人は刺殺、上司の一人が意識不明の重体とされていた。
彼が目を覚ませば。そう思うがその願いは叶うかもわからない。それに目を覚ましても、事件の時のことを覚えていてくれているかもわからない。

その旨を伝えると、証言してもらうということは諦めたようだ。
 

そして、

「あなたには証拠があるとお聞きしましたが?」

と、毛利さん。
そう。そこが大問題なのだ。そんなことをやった覚えがない私に存在する証拠。

「はい...実は私の家のキッチンから、犯行に使われた包丁が出てきたんです」

それは決定的な証拠となり、犯人は私だろうということになったのだった。

「しかもその包丁は私がいつも使っているものでして...」

どんなに違うといっても通じるはずがなく、容疑を認めない反抗的な者とみなされている。
ああ、私が何をしたって言うんだ。こんな仕打ちは流石にないだろう。

どんなに嘆いても無駄で、弁護士の方ももう諦めている。

 

「なるほど...大体の事はわかりました」

降谷が締めたのをきっかけに、三人とも席を立つ。
 

「この事件、この毛利小五郎にお任せください!」

「はい...!よろしくお願いします!」

この二人に任せていれば、何とかなるかもしれない。

七日前 気持ち→←七日前 整理



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» いつも本当にありがとうございます!これからはまた前のようなペースでやっていきたいと思います、よろしくお願いします! (2016年6月30日 0時) (レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - お久しぶりですね。他の方たちもぱったりと更新されなくて寂しかったんですよ。有難う御座いますと此れからも宜しくお願いします。 (2016年6月28日 23時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» 安室さんがこんな感じだったらいいなあという私得な展開でした...!そう言っていただけてよかったです! (2016年6月12日 23時) (レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 安室さんカワ(・∀・)イイ!! (2016年6月12日 0時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - 106さん» コメントありがとうございます!そんなことを言っていただきうれしいです!がんばります! (2016年6月12日 0時) (レス) id: ab8133160c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かまぼこ板 | 作成日時:2016年5月21日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。