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二日後 あなたじゃなかったら ページ48

「ああ、そうだったんですか!じゃあ…シフトももう終わる頃ですし、お話しされていかれては?」

「そうなんだ!じゃあ話そうよ!」

聞きたいことが増えたので、チャンスを逃したくない私。食い気味に返事をすると、降谷はバレバレの作り笑顔で応じた。
 
 

「…で、何か聞きたいことでも?」

エプロンを外した降谷が私の向かいの席に座る。

「え、逆に聞きたいことがないと思うの?」

その考えどこから来るの?

「…高田さんこそ何でここに?」

「毛利さんとこの帰りにたまたま?」

「え、明日行くって行ってたじゃないですか…」

不服そうな降谷。まあ、私に見つかったらいろいろ問い詰められてしまうので、その反応は仕方ない。

「…公務員ってバイトしていいの?」

「例外です」

「…君の今の状況について二つ候補がある」

降谷に再会したあの日から、私なりにいろいろ考えをまとめていた。

「一つ目。本来の君の姿を完全に殺している…だけどこれは、朝行ったときにいたからないかな」

勝手に自分の考えを話していく私をじっと見つめて、黙っている。

「二つ目。本来の君の姿を隠して、別の人間として動いている…仕事関係なら潜入って言うのかな?」

さあ、どっちか当たり?と尋ねる。こうでもしないと話してくれないと思うから。

「……二つ目、ですね。それ以上は言えません」

「だよね、無理に聞いて悪かった」

少し空気が重くなったところで、またまた気になっていたこと。

「あれ、毛利さんとはどういう関係?先生、とか呼んでなかった?」

「ああ、探偵として弟子入りしています」

「はあ!?ちょっと待って!?忙しすぎない!?」

公安に喫茶店店員に探偵…さらに潜入。うわあああ、どこで寝てるの。

「い、生きてる!?本当に私の件で時間割いてもらって申し訳ないありがとう!」

衝撃的すぎてノンブレス。

「そうですね…高田さんじゃなかったらわざわざ自分で助けてなかったかもしれない」

その言葉はとても嬉しいし照れくさいのだが。

「ふふん、どうかな。降谷は人を選んで助けるようなやつじゃない」

これは譲れない。昔から人助けをする彼を何度も見てきた。

「…今は安室ですよ」

「話逸らしたな。…そういえばさ、携帯の番号って変えてないの?」

「さあ、どうでしょう?」

口元に笑みを浮かべて、こちらを試すような顔。この反応はきっと、肯定だろう。

「ええっ、会えないんだったら番号も変えるでしょ!?」

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かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» いつも本当にありがとうございます!これからはまた前のようなペースでやっていきたいと思います、よろしくお願いします! (2016年6月30日 0時) (レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - お久しぶりですね。他の方たちもぱったりと更新されなくて寂しかったんですよ。有難う御座いますと此れからも宜しくお願いします。 (2016年6月28日 23時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» 安室さんがこんな感じだったらいいなあという私得な展開でした...!そう言っていただけてよかったです! (2016年6月12日 23時) (レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 安室さんカワ(・∀・)イイ!! (2016年6月12日 0時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - 106さん» コメントありがとうございます!そんなことを言っていただきうれしいです!がんばります! (2016年6月12日 0時) (レス) id: ab8133160c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かまぼこ板 | 作成日時:2016年5月21日 23時

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