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二日前 君の事を ページ32

「...コナンくんと毛利さんって一体どういう関係なの?」

「...へ?」

唖然。そんな言葉が今一番、この子を表すのに適していると私は考える。
全くもって理解できない、何を言い出すんだ、と。
そこまで言わなくても。いや、コナンくんは何も言ってなかった。

「な、何の脈絡もないね...」

小学1年生にここまで呆れられる日が来るとは。人生は深いなあ。
今思い出したんだから今聞くべきじゃあないか!という反論は、質問される側にとってはなかなか理不尽だろうから言わないでおく。

「言いたくないなら、全然答えなくていいよ。さあ、この話はおしまいだ」

「安室さんも言ってたけど、短気だね...」

あれ、また呆れられてる気がする。あと、

「なんだって、安室が何を言ったって?」

もうこの際呼び方なんて伝わればいいのだ。この機会にむず痒い透くん呼びを葬りたい。

「えっ、いや、お姉さんが短気だって...」

「...そのことについて何か細かく言ってた?」

コナンくんはかぶりを振った。

まあそれならいいか、とはならないのだけれど。それよりもどんな話からそんなことを言うことになったかが大問題。
それに、私自身はそう思わないのだ。その食い違いが降谷個人の見方からなのか、私が自覚無しだからなのかは知らない。前者であって欲しいと願う。

「考え込んでるところ悪いんだけど、質問に答えてもいい?」

自分の性格についてあれこれと考えを巡らせて、コナンくんのことを少しの間忘れてしまっていた。確か、コナンくんと毛利さんの関係だったかな。

心の中で謝りつつどうぞ、と続きを促した。

「おじさんに預かってもらってるんだよ」

「...お父さんとお母さんは?」

ここだった。私が聞くのが怖かった部分は。質問の本質と言っても過言ではないけれど。

「外国に行ってるんだ!」

「へええ...君は寂しくないのかな?」

うん!と答えた満面の笑みからは、嘘のように感じられなかった。
 

「ならよかったよ!うん!気が晴れた!」

「もしかしてずっと気になってたの...?」

「えっ、うん。まあね...」

結構最初のほうから。しかしいきなり初対面から聞けるわけなくて。

「人の心配より自分の心配しなよ...事態が急変とかしたらどうするの」

優しいけど厳しいお言葉。本当にいい子だなあ。
 

...たまにお言葉が厳しすぎるけれど。

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かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» いつも本当にありがとうございます!これからはまた前のようなペースでやっていきたいと思います、よろしくお願いします! (2016年6月30日 0時) (レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - お久しぶりですね。他の方たちもぱったりと更新されなくて寂しかったんですよ。有難う御座いますと此れからも宜しくお願いします。 (2016年6月28日 23時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» 安室さんがこんな感じだったらいいなあという私得な展開でした...!そう言っていただけてよかったです! (2016年6月12日 23時) (レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 安室さんカワ(・∀・)イイ!! (2016年6月12日 0時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - 106さん» コメントありがとうございます!そんなことを言っていただきうれしいです!がんばります! (2016年6月12日 0時) (レス) id: ab8133160c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かまぼこ板 | 作成日時:2016年5月21日 23時

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