七日前 信用度 ページ11
「はあ...そういうことだったんだ」
「お姉さん...？」
今まで私の考えを大人しく、いや目を見開いて聞いていたコナンくんは不思議そうに私に声をかける。
「ん？あっやっぱりこじつけかなあ」
「いやそうじゃなくて...お姉さん今まで猫被ったりとかしてた？」
「ん？失礼じゃないかな君」
いきなり大人捕まえてそんなこと言う！？
「いやだって、突然推理しちゃうし...」
「推理！？そんな大袈裟なものではないね！？」
考え、と言いなさい。理で推し量ってなどいないよ私は。
考えを言ったことが猫被ってる、ということは君の中での私の馬鹿レベルはどれほどだったのかな？問い詰めたいな？
「でも、僕も同じ考えだよ！」
待って、コナンくんこそ２９歳と同じ考えに辿り着いたの？
疑問を感じつつも、もう気にしないことにした。
「あとさ...お姉さんにとって、家に侵入者がいたって言う事実はびっくりすることだよね？」
「うん、勿論驚きだったよ。恐怖だよ」
でもそのおかげで私の容疑が晴れるかも知れないとなると、話は別だ。いや、放ってはおけない話ではあるが。
「それにしても、さっきのお姉さんは冷静すぎると思うんだけど？」
「まあそりゃあ。透くんだったらこれが本当だって証拠も見つけてくれるしさ」
そしたら脱獄わーい。
真顔でそう付け足したらコナンくんがふふふ、と笑い始める。
「おっお姉さん...脱獄って...」
意外にもウケたようだ。
「というか安室さんへの信用度すごいね！」
「こっ今回は毛利さんもいるしさ！」
コナンくんがなんだか怪しい雰囲気になったのでつい話を押し曲げた。
いや、私は事実を言ったまでだ。二人も捜査してくれているということで、今の私には希望しか見えない。
「...やっぱり安室さんのこと大好きだよね！」
あっ、多少なりと絶望も感じるなあ。
私が押し曲げた話を強引に戻してくる君はきっと大物になるよ。(二回目)
「ほらっ早く私が外出してたってこと報告する！」
すると頬を膨らましてちぇ、と短く呟いて部屋を出て行った。
仕草は可愛いんだけれど。
出て行ったと思ったらドアの隙間から顔を覗かせるコナンくん。
少し申し訳なさそう。
「どうしたの？」
「ごめんね...僕もう帰らなきゃいけない時間になっちゃった...」
それはそうだろう。そうは見えなくとも小学生なのだから。
「ううん。私こそ長く話してごめんね。今日はありがとう」
笑顔で、バイバイ！と元気よく消えていった。
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かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» いつも本当にありがとうございます！これからはまた前のようなペースでやっていきたいと思います、よろしくお願いします！ (2016年6月30日 0時) (
レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - お久しぶりですね。他の方たちもぱったりと更新されなくて寂しかったんですよ。有難う御座いますと此れからも宜しくお願いします。 (2016年6月28日 23時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - かなとさん» 安室さんがこんな感じだったらいいなあという私得な展開でした...！そう言っていただけてよかったです！ (2016年6月12日 23時) (レス) id: 8b9d5f2ddb (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 安室さんｶﾜ(・∀・)ｲｲ!! (2016年6月12日 0時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ板(プロフ) - １０６さん» コメントありがとうございます！そんなことを言っていただきうれしいです！がんばります！ (2016年6月12日 0時) (レス) id: ab8133160c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ板 | 作成日時：2016年5月21日 23時
