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シゲの話を聞いてたら、ますます訳わからんくなってきた。
…頭沸騰しそう！！
え、やって、去年から俺のこと知ってた、ってこと…！？
赤「…ご、ごめ、やっぱ引いたよな」
焦ったようにシゲが謝ってくる。
ちゃう、引いてるわけじゃないねん。
ただ、ほんまに何も気が付かんかった自分が情けない、というか、申し訳ない、というか…。
しかも、俺ん中でシゲの第一印象とか最悪やったし…。
緑「…ちゃんうねん、ごめん、俺なんにも知らんくて…」
赤「…なんで神ちゃんが謝るん.
やって俺去年1組やで。知らんくて当たり前やろ。」
緑「…やって、そんな前から、俺のこと…」
ウーパールーパー係になってくれたのだって、ピアノを練習してたのだって
…全部、俺が関係してた、なんて…。
赤「いつかは、告白しようって…思ってたけど。
…ほんまは、ここまで言うつもりやなかってん。
でも、言わんと神ちゃん、信じてくれなそう、やったから…」
そう言って、シゲはまた頭を掻いた。
自分が初めて好きになった人が、ずっと前から、自分のことを好きでいてくれてた、なんて。
こんな奇跡、ありえるん？
赤「…改めて、ちゃんと言わせてな」
シゲが一度姿勢を正して、真剣な顔でこちらを見つめてくる。
赤「…陸上辞めて無気力になってた俺を変えてくれたのは、間違いなく神ちゃんや。
…今更やけど、ほんまに、ありがとう。
…去年、文化祭の演奏みたとき、から
ずっっと、神ちゃんのことが好きでした。
…こんな俺で良かったら、…付き合って下さい」
―ドンッ！！
気が付いたら花火の時間になっていたようで、一発目の花火が上がった。
でも、それが気にならんくらい、今はシゲのことしか考えられへん。
心臓がバクバクしていて。
なのに、そのバクバクが、心地よくて、嬉しい。
緑「…俺も、シゲのことが好き。
えと…よろしくお願いします。…で、ええの？」
そう言うと、シゲは安心したように、ニカッと歯を見せて笑った。
セッションしたとき、おんなじように笑っていたことをなんとなく思い出す。
…思えば、この笑顔にやられて、好きになったんかもしれない。
花火を見ながら一緒に食べた綿菓子は、もうしょっぱくなかった。
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supernanox(プロフ) - 7129さん» コメントありがとうございます！以前から読んでいただいてるんですね…ありがたいです(；ω；)何年経っても、赤緑はピュアなイメージです…！！ぜひまたいらして下さい！！ (2021年8月16日 11時) (
レス) id: 6d840fc5e3 (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - ジェリーフィッシュからsupernanoxさんのお話が好きでよく読ませていただいてます！うぱるぱ、かわいい！ずきゅんしまくりです！赤緑信者の心を掴みます！赤緑はこのもどかしさがいいんですよねー！緑ジャスミンなので、赤くんsideさらに楽しみにしています！！ (2021年8月16日 9時) (レス) id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
supernanox(プロフ) - わー嬉しいです！！私も大して吹奏楽詳しくないのですが、ハッピーな曲調で2人に合ってるかな？！と思って使ってみました！笑 続きも気長にお待ちいただけますと幸いです…！ (2021年8月10日 21時) (レス) id: 6d840fc5e3 (このIDを非表示/違反報告)
ななはち(プロフ) - 宝島知らなくて、早速聞いてきました笑、曲名が題になってるお話とかその中に出てくるお店とか見たり聞いたり調べたくなる癖です笑、その音頭で鳴らしながら読んでます！これからも楽しみにしてます！ (2021年8月10日 21時) (レス) id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
supernanox(プロフ) - (名前)ゆーきゃんさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです( ；∀；)短編の方なかなか続きが浮かばず…長編が落ち着いたらまた考えてみますのでお待ちくださいませ…！ (2021年8月10日 18時) (レス) id: 6d840fc5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：supernanox
| 作成日時：2021年8月7日 16時
