亡霊になった君。【呪術廻戦】

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「デートしよう。」




そう言われて、車椅子で東京の街へ出た。

重いのに何も言わずに、楽しませてくれた。


午前中に出て、午後には高専へ帰ってきた。



あーあ、ずっとこんな日が続けばいいのに。

まだ死にたくない、死にたくない。


そんな涙が止まらなかった。



付き合ってから悟は本当によく尽くしてくれて、本当に大事にしてくれた。

このままじゃ、本気で好きになって、そんな良いところで死んじゃう。



もう全部、この命も、大好きな友達との関係も終わりにしたい。



泣きながら悟にそう言いに行った。




「俺を困らせるなよ。俺のこと好きになれよ。自分の気持ちに素直になればよくね？」




そっと抱きしめてくれた。もう涙も大好きも溢れて、溺れた。


もし、明日死んだとして、悟は後悔しないのか聞いた。




「後悔しないために俺はお前を幸せにする。」




と言われて恥ずかしくなった。

ああ、大好きだ。





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